::: 朧月夜 ::: 1998 - POPS ::: ★★★★★
マッキー初のカヴァー・アルバム。
選曲は、マッキーが影響を受けてきたとされるアーティストの曲が勢揃い。
(サザン、ユーミン、ゴダイゴ、中島みゆき、オフコース、池田聡 他)どの曲も甲乙つけがたいほどクオリティの高いアルバムになってます。
原曲が良くても、アレンジ次第で良くも悪くもなるのがカヴァーの恐ろしさですが、彼のオリジナル曲を聴いていると気づかないのだが、カヴァー曲を聴くと編曲のうまさに驚かされる。
やわらかく、暖かく、素直な彼の声ともよくマッチしていて、まるで持ち歌のよう。
中でも、『朧月夜』 は、ピカ一です。
一般的に唱歌では、 『赤とんぼ』 や 『故郷』 のほうが人気があると思うのですが、わたくしは、朧月夜が一番好きでした。
最近、マライヤ・キャリーや中島美嘉がカヴァーしてますが、マッキーの方がもっと早い時期に歌ってます。
この曲が聴きたいが為にアルバムを買ったようなもんです。 (´ー`)┌
日本の田舎の人と自然の美しい情景を歌っていて、日本人にとっていつも心にある景色(故郷)だからか、あえて日本風といよりは、大陸を感じさせるような、不思議なアレンジになってます。
歌詞は短い詞の中に、目で耳で鼻で肌でと、五感を感じれるように作られているとこが素晴らしい。
さらに、 『にほひ淡し』 や 『かねの音も、霞める朧月夜』 など表現が斬新。
菜の花の香りや、鐘の音が目に見えるようです。
これ以上増えてもダメだし、削ってもダメ。
コンパクトだけれど、完璧に情景を思い描ける詞は完璧です。
【 朧月夜 】
菜の花畠に、入日(いりひ)薄(うす)れ
見わたす山の端(は)、霞(かすみ)ふかし
春風(はるかぜ)そよふく、空を見れば
夕月(ゆうづき)かかりて、にほひ淡し
里わの火影(ほかげ)も、森の色も
田中の小路(こみち)をたどる人も
蛙(かわず)のなくねも、かねの音も
さながら霞(かす)める朧月夜(おぼろづきよ)
( ゚_ゝ゚) { 聴くとホロっと泣けてしまう。 年のせい?